営業研修といってもいろいろな種類、方法があります。ここでは各営業研修の主だった内容とセミナーのおすすめをご紹介します。
目次
この時代だからこそ営業研修が大切な理由
インターネットの普及によりSNSや検索エンジンで情報を手早く簡単に手に入れられるようになりました。それに伴い、「営業は時代遅れ」と言われることが増えてきました。
でも各企業の営業部がなくならないのは、
- 顧客の反応を見れる
- 潜在層にアプローチできる
- 正しい情報を届けられる
があるからです。
営業の必要性はこちらでもご紹介しております。
電話営業は時代遅れ?上手い人がやっているテレアポのポイントを解説
営業研修の目的と必要性
どの企業も重要視している営業。ここでは営業研修の目的と必要性を説明します。
- 営業力の強化
- 営業方針・理念の共有
営業力の強化
個人
営業は企業の成長に欠かせず、売上や顧客満足度の向上、競争力の維持に繋がります。営業研修では、営業担当者のスキルを磨き、最大限の力を発揮させることを目的としています。
- スキルの習得と向上: 営業研修は、営業担当者が最新の営業スキルやテクニックを学ぶ機会を提供します。これには、効果的なコミュニケーションスキル、交渉技術、問題解決能力などが含まれます。
- モチベーションの向上: 研修を通じて自己成長を実感できることで、営業担当者のモチベーションが向上します。自己効力感を高めることが、長期的なパフォーマンス向上に繋がります。
- チームの一体感: グループでの研修は、チームの一体感を強化し、協力関係を築くための機会となります。これにより、個人の力だけでなく、チーム全体の営業力が高まります。
組織
- 統一された営業プロセスの確立: 営業研修を通じて、全員が一貫したプロセスと方法論を共有することができます。これにより、営業活動が標準化され、組織全体で一貫した高品質の営業活動が可能となります。
- ナレッジシェアリング: 研修では、ベストプラクティスや成功事例を共有することで、個々の営業担当者が持つ知識や経験をチーム全体に拡散させることができます。これにより、組織全体の知識レベルが向上します。
- 組織文化の醸成: 研修は、組織のミッション、ビジョン、価値観を再確認する機会となり、営業チームの一体感を強化します。これにより、組織文化が浸透し、営業活動に対する一貫した姿勢とアプローチを確立することが出来ます。
営業方針・理念の共有
営業方針・理念の共有は、営業研修において重要な要素です。これにより、組織の一体感を醸成し、ブランドの一貫性を維持できます。全員が同じ目標を理解し、共感することでモチベーションが向上し、一貫した営業活動と迅速な対応が可能になります。共有方法としては、研修プログラムの設計、定期的なミーティングやワークショップ、マニュアルの提供が有効です。営業方針・理念の共有は、営業活動を支える基盤として、企業の目標達成に大きく貢献します。
営業研修で身に着けたいスキル
個人や組織の営業力を強化するためには、社員の育成が必要不可欠です。ここでは研修を通じて身につけるべき営業スキルについてご説明します。
- ビジネスマナー
- 顧客との信頼関係構築力
- ヒアリング力/顧客ニーズの把握力
- 提案力
- データ収集/分析スキル
- プレゼンテーション力
- 交渉力
- クロージング力
ビジネスマナー
ビジネスマナーは社会人の常識です。これは全ての社会人が身につけるべきことですが、営業の場合、「会社の顔」として顧客と接する機会が多いので、「営業のマナー=その会社の資質」と判断されてしまう可能性があります。
なので営業のビジネスマナーの中には、顧客との報連相、納期やToDoの厳守などのようなビジネスにおける基本的な行動というものも含まれてきます。
顧客との信頼関係構築力
HubSpot Japan株式会社の調査によると、どんな印象を持つ会社のサービスや商品を購入したいか、という問いに対し、一番多かった回答は「信頼できる(41.7%)」ことでした。
このことから営業担当との関係性が企業への信頼、さらにはサービスや商品の購買へと大きく影響をおよぼします。
ヒアリング力/顧客ニーズの把握力
お客様とお話しするときに的外れな内容や何度も同じ質問をしてしまう人がいます。数回なら「緊張してるのかな?」ですましてくれても、何度も、ましてや毎回の商談時に同じことをされたら、うんざりですし話を聞いてくれて無いと思われ信用度が下がってしまう可能性があります。
そのため必要になるのがヒアリング力です。
ただ質問をして話を聞くだけでは良い成果は得られません。ヒアリングをするときは、
・質問で要望を掘り下げ、相手の課題の本質を見極める
・会話内容に加え、表情や声のトーンの変化から相手の特性や性格を読み取る
・聞き出した情報をさまざまな角度から分析し、ニーズを言語化する
・時には課題解決の方向性を根拠と一緒に示す
などに気をつける必要があります。顧客の隠れたニーズを把握する方法やヒアリングの方法、仮説立案・課題構築などを身につけることでより良い提案が可能となります。
提案力
営業で一番必要とされるのが提案力です。営業に必要な提案力とは、顧客の課題をヒアリングした上で、顧客の抱えている課題を解消・願望を叶える方法を提案する能力です。
顧客から依頼されたものを提供・販売するだけではただの御用聞きです。サービス案内に書かれていることをそのまま喋るのであればAIで問題ありません。
営業担当が行うのは相手の課題やニーズ、条件を踏まえた上で、課題の解決策を相手に説明することが最重要業務となります。
データ収集/分析スキル
営業活動においてデータ収集・分析は必要不可欠です。
過去の商談率の高かった顧客の特徴や、どのような提案内容が受注に繋がったのかなど、活動で得た情報をさまざまな切り口から分析することにより、自社の顧客にもっとも適した成約率の高いアクションができるようになります。
プレゼンテーション力
どれだけ商品・サービスが良いものでも、適した説明ができないとなかなか顧客に魅力は伝わりません。また、顧客へ新規営業する場合、商品・サービス説明含めて提案するとかなりの時間がかかってしまいます。
プレゼンテーション力は時間に制約がある中で顧客に響く提案をするために役立ちます。
商談中のプレゼンは、どれだけ商品・サービスの効果や利点を理解してもらい、魅力を感じてもらえるかが、受注率を大きく左右させます。
交渉力
営業にとって、交渉力もとても重要な力です。
商談の場では、顧客からさまざまな条件や要望を出されることがあります。すべての要望に応えることはできなくても、できる範囲で対応しなければ顧客との関係を継続できません。双方が納得できる落としどころを見つけるのが交渉力です。
クロージング力
営業での成果を出すために必要な能力です。
適切なタイミングでクロージングを行わないと、顧客は購買意欲の低下や契約を先延ばししてしまう可能性が高くなります。契約を先延ばしされてしまうと、購買意欲が高まっていたとしても違う興味関心が出てきて成約に至らないという結果になることもあります。
それを防ぐために、相手の購買意欲を把握して適切なクロージングを行って顧客の背中を押し、意思決定してもらうことが必要です。
世代別営業研修の内容
研修には適切なタイミングがあります。適切なタイミングで研修を行うことでより良い成果が発揮できます。
以下の世代別の営業研修の内容を解説します。
- 新入社員
- 若手~中堅社員
- 管理職
新入社員
新入社員向けに実施する営業研修は、主に以下の内容が中心となります。
- 営業職に必要なマインドセット
- 営業前に行う準備の仕方
- 商談の全体像と流れの把握
- 営業を行うためのビジネスマナー
新入社員は営業職として必要なマインドセットも持っておらず、商談の流れや必要なスキルも身についていない状態です。まずは営業職としてのスタンスを身につけ、業務や商談の全体像を把握する必要があります。これらを学んだだけでは実際に業務を行うことはできません。先輩の商談に同行して自分の目で見て、ロープレで繰り返し練習するなどのOJTも含め研修を行う必要があります。
具体的に新入社員時に身に着けておきたいスキル
- ビジネスマナー
- 徹底した事前準備の習慣
- 関係構築力
- ヒアリング力
- 提案力
- クロージング力
- 管理能力
- SFA活用スキル
詳しい内容は、新人営業にするべき研修内容とは?やるべきカリキュラムを解説!でより詳しくご説明してますのでご覧ください。
若手~中堅社員
若手〜中堅社員では、新入社員時代よりもさらに高い売上や利益を出すことを求められます。そのためには自身のボトルネックとなっている能力を向上させるための個々のスキルに関する内容を中心として行います。
若手〜中堅社員時に身につけておきたいスキル
- 商談時に必要になるヒアリング能力
- 顧客の課題解決に繋げるための課題発見力
- コミュニケーション能力
- クロージング能力
- 交渉力
- 質問力
- 提案力
- ストレスマネジメント能力
- 情報収集能力
- 仮説構築力
前の項目でも紹介しましたが、営業力を高めるためにヒアリング能力や交渉力、提案力は商談や提案などより具体的な提案営業を行うための能力、新規事業や新規提案をするために相手に最適な情報を集めるための情報収集能力などを身につけていきましょう。
個人で受講する研修内容を決められる場合は、自身のボトルネックを解消できる能力・スキルを受けます。その際には、1on1などで上長と自身の課題をすり合わせしておくとよいでしょう。
一方で、営業部署の全体で研修を受ける場合は、管理職の視点で見た際にチームとして強化したいポイントが研修内容として基本的には設定されます。
管理職
管理職に実施する営業研修は、今までの研修とは違い以下の内容が中心となります。
- 目標設定・管理
- マネジメント能力
- 部下の育成能力
- 営業データの分析・活用
管理職は、組織の営業力を向上させ、組織全体の数値に責任を負う必要があります。部下の育成を行い個々の業績を伸ばしたり、目標管理であったり、メンバーのモチベーション向上など、多角的にメンバーを支援し、組織の営業力を向上させる能力の研修が必要となります。
テーマ別営業研修例
営業力を強化するための研修プログラムの内容をご紹介いたします。
- 営業基礎研修
- 顧客価値創出研修
- 面談スキル強化
- 交渉スキル研修
- プレゼンテーション強化プログラム
- ビジネス文書作成力強化プログラム
- 案件戦略研修
- 営業マネジメント研修
- ロールプレイング研修
営業基礎研修
商談の基本セオリーを学びながら、お客さまのニーズ、ヒアリングや商品・サービスをお客さまに魅力的に伝える方法について学びます。
新入社員、入社1~2年目の若手営業担当、はじめて営業担当になる方向けの研修です。
研修で学ぶ内容
- お客様課題の仮説/検証
- 課題検証についてアクションをする
- 実際の営業場面を想定したロールプレイング
- 顧客との関係構築に役立つ雑談力
- 対面・オンラインでの面談手法
顧客価値創出研修
今の時代は社内外を取り巻く環境変化の激しい時代です。本質的な課題は何か、課題解決のために何をすべきかを明確に理解している顧客は少なくなっています。
営業担当には顧客の抱える潜在的なニーズを引き出し、解決策を提示することが求められるようになりました。
売上に伸び悩む4年目以上の若手〜中堅営業担当向けの研修です。
研修で学ぶ内容
- 顧客の課題解決に向けた営業パーソンの仮説立案方法
- 顧客の課題把握方法
面談スキル強化
営業活動の基本はまず面談。あいさつや世間話までは上手くても、お客さまの立場から考える「提案型営業」ができていないと何も成果があがらないことがあります。
お客さまとの信頼関係を構築し「的確なニーズの把握」と「問題解決の提案」ができるようになると、パォーマンスの高い営業活動ができるようになります。
研修で学ぶ内容
- 顧客とのアポイントの取得方法
- 面談時における注意点
- 提案型営業ができるようになるための顧客抱える問題の共有方法
交渉スキル研修
近年、物価や人件費の高騰を受けて顧客のコスト意識が安さに意識が向きがちになっています。ですが、販売側も利益を追求しなければなりません。
交渉スキル研修では、自社の利益を守りつつも、顧客に納得してもらう交渉術を身につけます。
研修で学ぶ内容
- 双方の利益の総和が最大となる合意形成に導くためのマインド・準備・テクニック
- 調整力・交渉力の向上
- コミュニケーション力
- 合意形成を図るための交渉力
プレゼンテーション強化プログラム
営業活動において、最も必要とされるのがプレゼンテーション能力です。近年はオンラインでの商談が増加していますが、オンライン上の商談では要件を伝えるのみになりがちです。商談の間口を広げるためには、プレゼンテーションの方法を工夫したり、論理的に内容を組み立てたりする必要があります。
課題改善に向けた提案をし、意思決定を勝ち取れる論理的なプレゼンテーション技術を習得するための研修です。
研修で学ぶ内容
- 伝える内容の整理や伝え方のコツ
- プレゼン資料の使い方
ビジネス文書作成力強化プログラム
説得力のあるプレゼンテーションを行うためには、提案資料を使って迅速な情報伝達や意思決定を促す必要があります。そのために言語情報や数値を視覚的な表現に加工する「情報のビジュアル化」が重要となります。
研修で学ぶ内容
- 情報の受け手の注意や関心を引き付ける資料作成技術
案件戦略研修
質の高い行動計画の立て方や、営業プロセスを着実にこなすためのスキル習得を目指す研修です。これにより「競合が多くて自社の存在が薄い」「商品のオリジナリティが出せない」といった状況でも、効率的により多くの案件を獲得できる力を身につけます。
研修で学ぶ内容
- 顧客の状況やニーズ・課題を捉える力
- 意思決定のルートプロセスを短縮化する力
営業マネジメント研修
管理職の営業マネジメント力は、単なる売上などの管理というだけではなく、会社のめざす方向性や実現したいビジョンを明確にし、達成させるためのプロセスを管理・リードする力が求められます。そのための実践的な戦略を立て実行推進する人材を育成する、管理職向けの研修です。
研修で学ぶ内容
- ゴールへのビジョン創出
- 営業戦略のマネジメント方法
- 方針浸透とコミットメントの方法
- 営業パフォーマンスのマネジメント方法
ロールプレイング研修
営業の流れやヒアリング方法の確認、切り返しトークなどを確認するための研修です。
入社1~3年ぐらいまでの新人や若手には、朝の時間帯などを使って頻繁に実施してもよいでしょう。また、ベテランのセールストークや傾聴力を見せるために、営業メンバー全員でロールプレイング大会などを実施するのもおすすめです。
営業研修の実施方法
営業研修の実施方法にもいくつかの方法があります。受ける研修の内容によって実施方法を変えるとより研修の効果を発揮することがあります。
オフライン研修
一つの会場に集まって行う研修です。さらに、集合研修は以下のような3つのパターンに分けることができます。
講師 | 研修会場 | 特長 |
社員 | 自社オフィス内 | ・費用がかからない ・自社の商材を例にして研修を実施できる ・講師となる社員の時間が取られる |
外部講師 | 自社オフィス内 | ・移動などの時間や費用がかからない ・グループワークなども活性化しやすい ・講師を呼ぶ費用が発生 |
外部講師 | セミナー会場 | ・他社の社員と一緒に受講することで社内では得られない知見や刺激をもらうことができる ・参加費用、移動費が発生する |
オフラインで行うデメリット:研修受講者全ての日程を空ける必要がるため、お客様の都合で商談日が決まってしまう営業職にとって、研修で丸一日・数日割かれると業務に支障が出る可能性がある
オンライン研修
インターネット上で行われる研修です。ZoomなどのWeb会議ツールなどを使ってオンラインで行われる研修方法です。「Webセミナー」や「ウェビナー」も含まれます。研修日時が事前に決められ、リアルタイムで行われる研修が多いです。
講師と受講者が同じ時間に参加するため、講師は受講者の理解度を確認しながら進行することができます。
e-ラーニング研修
あらかじめ用意されたコンテンツを視聴して学習する研修です。学習管理システム(サーバー)に保存された動画教材を、パソコンやタブレットなどの端末によって受講します。
教材は事前に用意されているため、日時を合わせる必要がありません。自分のペースで学習できるのが特徴です。
おすすめ営業研修会社
ここまでで自社の研修方法や行うべき研修内容がわかったかと思います。それに伴い研修会社へ依頼しようと思う方もいると思います。ここではおすすめの営業研修会社をご紹介いたします。
- 株式会社ジェイック
- 株式会社セレブリックス
- アチーブメントHRソリューションズ
- ソフトブレーン・サービス株式会社
- 株式会社セールスアカデミー
- ALL DIFFERENT株式会社
- 株式会社アルヴァスデザイン
- 株式会社アガルート
- 株式会社社員教育研究所
株式会社ジェイック
特徴
- 営業経験32年の経験を持つ講師が研修を担当
- 講師派遣型の研修をメインに取り扱い
- 社員の階層別に研修を用意
- 公開セミナーも開催しているので個別に参加も可能
営業の能力不足を解決する営業トレーニングを提供。「新規開拓力が足りない」「ソリューション営業を出来る部隊にしたい」「営業全体で共有しているフレームワークがない」といったポイントを絞った研修も可能。
株式会社セレブリックス
- 「売れる営業」の再現性と習慣化を追い求めた研修を用意
- 12,000サービスの営業支援で得た、生きたノウハウを提供
- 営業パーソン1人ひとりへ具体的なフィードバックを実施
営業代行支援や営業コンサルティングを行っている企業が提供する営業研修。5種類のプランをベースにしたセミオーダー型の研修を提供
アチーブメントHRソリューションズ
- 購買心理に基づいた提案営業の秘訣を学
- び、顧客満足と成果創造を両立させる「営業力強化研修」を提供
- 社員の階層別に研修を用意
- 無料セミナーを数多く用意。
- 選択理論心理学を基にした「研修コンサルティング事業」と「組織開発コンサルティング事業」を提供
人材教育支援事業を展開し、様々なビジネス研修や採用コンサルティングなどを提供。
営業での成果を向上させることが目的である営業力強化研修では、もっとも基本的な営業スキルをしっかりと身につけ、そこから各顧客の状況にあったアプローチを行い、営業としての成果を確実にアップしていくことが出来ます。
ソフトブレーン・サービス株式会社
- 誰でも身につけられるようにスキルをシンプル体系
- オーダーメイドで自社にあった研修にカスタマイズ可能
- 「わかる」だけでなく「できる」「続ける」仕組み作り
「営業を科学する」をコンセプトに、今まで7,400社以上に導入。商談に必要なスキルを細分化・具体化し、トークスクリプトにまで落とし込んだ5ステップ70スキルや各種ワークシートに基づいて作成するセールス標準プロセスやマネージメントポイント、ヒアリングを元に作成したロープレケースに基づいて行うロールプレイングなどをシンプルかつ体系的なツールと手法を提供。
株式会社セールスアカデミー
- 年700回の研修を実施
- 営業職向けのサービスを数多く用意
- 完全オーダーメイドで研修を提案可能
- 内定者向けの研修プログラムを用意
2007年設立以来、営業人材の成果実現にコミットする営業研修の専門会社です。営業職向けに課題となっている内容を強化するための営業研修に加え、自社のトップセールスマンを撮影して動画のマニュアルを作成するサービス、営業職の実力を診断する営業力診断サービス、など様々なサービスを提供。
ALL DIFFERENT株式会社
- 受講者満足度97.6%
- 年間4,000回の研修開催数
- 幅広い階層・職種に対応した研修を過去累計300以上開催
1万3,000社に及ぶ企業研修・人材育成に携わってきた実績のあるコンサルティング会社です。定額制だから、全社員に一律の学びの場を提供することができます。
株式会社アルヴァスデザイン
- 営業人材とマネジメント人材に特化した高品質な育成
- 単発の研修にとどまらず、複数年にまたがる人材の育成プロジェクトも実施
- 「同行営業」や「営業戦略会議」など、営業現場に入り込む研修を実施
- 実際に受講予定者に直接インタビューをして受講生にの実務に連動した育成の実施が可能
講師は、必ず営業で優秀な成績をおさめた現役の営業担当が講師を担当。現場での失敗体験や苦労経験など、生々しい旬な話を聴くことができます。明日からすぐに使える営業テクニックやノウハウも伝授可能。
株式会社アガルート
- 全ての研修が「オンライン」で完結。
- 大手上場企業を中心に累計400社以上の研修を実施した実績
- 基礎スキルのインプットとロールプレイングでのアウトプットのハイブリッド
- 各社に応じた個別カスタマイズ
各社が抱える個別具体的な課題に沿って、研修プログラムをカスタマイズできるので、より実践的な研修を行うことができます。
株式会社社員教育研究所
- 「読む・聴く・話す・書く・考える・行動する」というビジネスに必要な基礎能力を訓練を通じて、伸ばすことが可能
- 個々の能力や性格に合わせたマンツーマン方式で長期研修の中で講師がじっくりと受講生の長所を伸ばし、短所を改善
- テキストがないため、参加者に合わせた研修を提供
40年以上の歴史ある研修会社。数多くの成功企業の事例が豊富で、講師はその事例を全て頭に入れているため、参加者個々人が抱えているどのような課題に対しても、 それぞれの立場に立って一緒に考えていくことが可能。
営業研修後に感じる課題
営業研修中は教育すべきこと、学んだことを理解でき、業務中での実施方法をイメージしたり、プレゼンの説明を工夫しようなどモチベーションも上がっています。
ですが、日々業務を行っていくとなぜか上手く行かない時があります。なぜうまくいかないことが発生してしまうのでしょうか。
- 実戦で上手く活用できない
- 講義形式だとインプットが足りない
1.実践で上手く活用できない
営業研修で様々な知識を得てもあくまでも知識。
モデルケースなどを使った座学のみの研修では、どうしても実際の業務にリンクして知識や技術をどう実施すればいいのかが不明瞭になりがちです。より実践を意識した営業研修にシフトチェンジすることが重要となります。
実践形式でのロールプレイングと丁寧なフィードバック、市場の現状と課題を解決する思考を鍛える研修を取り入れるのが効果的でしょう。
2.講義形式だとインプットが足りない
座学を中心とした講義形式の研修の場合、実践で役立つスキルのインプットが円滑に進まないことがあります。解決には、個々の企業の強みや商材に応じた研修題材を活用し、理解度が深まるまで何度でも徹底したロールプレイングを行うことが研修内容を即戦力にすることができるようになります。
営業研修を成功させるポイント
研修を行う時は事前準備として以下にあげる項目をしっかりと準備しましょう。事前に研修を受講する目的とゴールを設定しておくことで、適切な研修プログラムの選定につながり、実務に活かすことが出来ます。
- 現状の営業チームの課題特定
- 研修を実施する目的とゴールの設定
- 研修委託先の選定
- 研修の振り返り
- 現状の営業を大きく否定しすぎない
- 集客と営業は両方学ぶ
現状の営業チームの課題特定
まず営業組織における現状課題の特定からスタートします。日頃から課題に感じていることをリスト化します。また客観的な意見を普段から連携している他部門の意見を取り入れることもアイデアの一つです。
チームの短所や弱点はなかなか見つけられないこともあるので、客観的な意見を取り入れるようにしましょう。
研修を実施する目的とゴールの設定
外部へ研修を委託する際、研修の実施目的と最終的にどうなりたいのか、どうなれば研修が成功したといえるのか、営業メンバー個人やチームとしてのゴールを設定しておきましょう。
たとえば現場の営業パーソンのスキルを磨くのか、営業マネジメント層のスキルアップを目指すのかだけでも、研修内容は大きく異なります。最適な研修プログラムを選定するためにも、研修を通じて実現したい姿を明確にしましょう。
研修委託先の選定
「研修委託先の選定」は組織発展において重要な決断です。適切なパートナーを選択することは、効果的なトレーニングプログラムの構築につながり、従業員の能力向上や組織の競争力強化に貢献します。
研修委託先を選定する際のポイント
- 研修内容が企業のニーズや目標に合っているか
- 委託先の信頼性や実績、評判
- 費用やスケジュール
- 研修効果の評価方法
- 講師の過去の営業成果
この中で最も重要なのは、研修内容が企業のニーズや目標に合っているかどうかです。研修が企業の戦略や目標にマッチしていなければ、効果的な学びや成果が得られない可能性があります。そのため、まずは企業のニーズに即した内容を提供できる委託先を選定することが重要です。
研修の振り返り
研修を実施したあとは、あわせて振り返りも行いましょう。振り返りを行う時には、いくつか重要なポイントがあります。まず、参加者の目標を明確にし、カスタマイズされた内容を提供します。実践的な演習やフィードバックを通じてスキルを磨き、積極的な参加を促します。研修後も継続的なサポートを提供し、成果を評価して改善点を見つけます。これらのポイントを取り入れることで、参加者が効果的に学び、成長することができます。
現状の営業を大きく否定しすぎない
営業研修でよくある失敗は、新しい営業手法を取り入れすぎてしまうことです。
過度に過去の営業手法を否定せず、むしろ現状の良い部分を認めつつ、新しいアプローチやスキルの習得に向けて前向きな姿勢を育てることが大切です。過去の成功を尊重しつつ、チームの成長に向けてポジティブな方向へ導くことで、成果の最大化が期待できます。
集客と営業は両方学ぶ
営業研修を成功させるには、集客と営業の両方をバランスよく学ぶことが不可欠です。
集客と営業の両方を理解することで、顧客獲得から継続的な関係構築までの全体像が明確になります。集客では広告やコンテンツを通じて興味付けをし、営業では顧客との関係を築きながらニーズを理解し、取引を成立させます。両者が連携することで、顧客獲得から成約までの流れがスムーズになり、ビジネスの成果を最大化することができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
営業研修の内容は、基礎的なセールステクニックから高度なコミュニケーションスキルまで幅広くカバーされます。効果的な選び方は、参加者のニーズに合った研修内容を選択し、実践的な演習や具体的なケーススタディを含む研修を選ぶようにしてより良い研修を行いましょう。
しかし、それでも上手くいかないときがありましたら、ぜひ弊社株式会社Sales and Innovation Japanにご相談ください。
弊社では、テレアポから商談、クロージングまで一気通貫で営業を支援させていただいております。営業のプロが御社の課題を洗い出し戦略策定から支援させていただきますので、まずは気軽にご相談ください。
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法人営業代行 営業ターゲットのリストアップから、テレアポ、訪問営業、クロージングに至るまで、新規開拓営業の全てのプロセスを営業代行するサービスです。 |
入社2年間営業チームでtoB,toC向け商材の営業を行う。 その後、バックオフィスとして10年以上営業以外全てのサポート業務に従事し、 多数の営業パーソンの起業独立にも携わる。 その他にもマーケティングやリクルーティングも兼任。