「営業の方法には種類があるみたいだけど自社になにが適しているのかわからない…」
「営業の方法を検索すると何からやるべきなのかわからない」
上記のようなことを考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事を読んでいただくとそれぞれの営業の特徴と良さ、自社に何が合っているかわかるようになります。業種業態に合わせた営業方法を見つけていってくださいね。
目次
営業手法は2つに分けられる
営業手法はインバウンド・アウトバウンドの2つに分けられます。概要と特徴を表にしてまとめておりますのでぜひ見てみてください。
インバウンド
相手から問合せが来るため、お客様は興味がある状態です。そのため比較的営業しやすいという特徴があります。しかし、インバウンドは組織的に取り組むケースが多いため、お客様を選ぶことはできないという特徴があります。
アウトバウンド
自分でアプローチするお客様を決められるという特徴があり、リストを作成する時間も要します。営業担当者個人が主体的に動くことが求められます。個人の裁量が大きくなる分、営業としての醍醐味を味わうことができるのもアウトバントの特徴と言えるでしょう。
難易度 | 手法 | リストアップの工数 | |
インバウンド | 興味があるためやりやすい | 相手から問合せが来る | 時間はかからない |
アウトバウンド | 興味づけから行うので難しい | 自分たちから行動する | 時間がかかる |
表に特徴をまとめましたが、自社商材やターゲットによっても効果は異なるかと思いますのでその営業が適しているのか見極める必要があります。
代表的な営業手法
代表的な営業手法は大きく分けて3つあります。
- インバウンド
- アウトバウンド
- 既存営業
インバウンド | ・展示会、セミナー ・反響営業 ・SEO対策 ・広告 |
アウトバウンド | ・手紙 ・テレアポ ・訪問 ・メール |
既存営業 | ・アップセル ・クロスセル |
インバウンド
インバウンドを細分化すると4つに分けられます。
展示会、セミナー
展示会は、自社製品をアピールしながら名刺や商談を獲得できるため、BtoB企業にとって重要なマーケティングチャネルです。興味を持った来場者との交流を通じて、直接提案やニーズの把握が可能です。一方、ウェビナーはオンライン上で視聴・参加できるセミナーで、参加者は情報収集を目的としていることが多いです。課題を自身で検索し解決しようとする顧客に対して、セミナーやウェビナーは有効な手段となります。
この営業手法のメリット
- 自社製品をアピールできる
- 直接提案・ニーズの把握が可能
- 最新情報の入手など
この営業手法がおすすめの企業
- 顕在層は取りきって、潜在層の顧客を獲得したい場合
- 新製品や新サービスを発表する企業など
反響営業
反響営業とは、営業が広告やマーケティング活動を通じて見込み客からの問い合わせを誘発し、その反応に基づいて営業活動を行う手法です。
①見込み顧客に広告宣伝
広告宣伝の目的は、潜在的な顧客に商品やサービスの存在を知らせ、興味を持ってもらうことです。これには、テレビ、ラジオ、インターネット、雑誌などのメディアを利用することが含まれます。
②問合せ等のリアクション
広告やマーケティング活動の結果として、見込み客からの問い合わせや反応が得られます。
③反応を受けてアプローチ
問い合わせや反応をもとに、営業担当者が具体的なアプローチを行います。見込み客のニーズや関心に合わせた情報提供や提案を行い、商品やサービスの魅力を伝えます。
この営業手法のメリット
- 高い成約率
- 顧客ニーズの把握
- 顧客データの蓄積
この営業手法がおすすめの企業
- 高単価・高関与の商品やサービスを提供する企業
- 新規顧客獲得に注力している企業
SEO
SEO:検索エンジン(おもにGoogle)の検索結果ページでの上位表示を目指す
MEO:マップ検索(おもにGoogleマップ)の検索結果ページでの上位表示を目指す
Google検索したときに表示される、検索結果のことですが、検索結果がトップに行けばユーザーの目に触れる機会が多くなるので、SEO・MEO対策を行うと必然的に御社HPなどに流入する確率が高くなります。
この営業手法のメリット
- コスト効果が高い
- ブランドの信頼性向上
- CV率の向上
この営業手法がおすすめの企業
- 高競争市場にある企業
- 長期的なマーケティング戦略を持つ企業
広告
費用は他のものと異なり掛かってしまいますが、自社商品やサービスの認知、ブランディング、大量集客に向いています。ニーズと広告商品・サービスの特徴が合致すれば、ユーザーはすぐにアクションに移ります。
この営業手法のメリット
- コスト効果が高い
- ブランドの信頼性向上
- CV率の向上など
この営業手法がおすすめの企業
- 高競争市場にある企業
- 長期的なマーケティング戦略を持つ企業など
アウトバウンド
アウトバウンドの手法を細分化すると4つに分けられます。
手紙
手紙は担当者に目を通してもらえる可能性が高く、効果的な手段です。新規開拓の際に手紙を使った営業のアポ取りでは、どのような内容を担当者に届けるかが大事になってきます。開封率も非常に高いため効果的な手段の一つになります。
テレアポ
新規獲得にテレアポはとても有効な手段です。顧客と直接コミュニケーションをとることができ、リアルタイムで相手の反応やニーズを把握することができます。電話を使った営業は、地理的な距離や時間の制約を受けず、広範囲の顧客に直接アプローチすることができます。これにより、より多くの顧客に商品やサービスを紹介し、売上を拡大することが可能です。
訪問(飛び込み)
飛び込み営業は、営業担当者が事前の予約や連絡なしに、顧客や見込み客のもとに訪れて商品やサービスを提案する営業手法です。これは、電話やメールでの予約や事前のアポイントメントがない状況で、直接顧客の元に足を運んで行われる営業活動です。
メール
メールを使って商品やサービスを紹介し、営業する手法です。メールアドレスさえあれば、一斉送信ができるといったメリットがあります。しかし、開封率・返信率ともに高くはないので、相手に興味をもってもらえるような、いつもの営業とは何かが違うと思わせるタイトルや本文の工夫が必要となります。
既存営業
既存営業には2種類方法があります。
アップセル
顧客がすでに購入している製品やサービスの上位版や、追加機能を提案する手法です。例えば、基本プランのユーザーに対してプレミアムプランを薦めるなど、顧客の満足度を高めると同時に、売上の増加を図ります。
クロスセル
顧客が購入した製品やサービスに関連する別の商品を提案する手法です。例えば、パソコンを購入した顧客に対してプリンターやソフトウェアを推薦するなど、顧客の利便性を高めながら追加の売上を生み出します。
ここまでで新規営業と既存営業の概念をまとめましたが、特徴を下記表にまとめております。
対人関係の量 | 必要なスキル | |
新規営業 | 多い | ・断られてもあきらめない ・初対面の方と関係構築できる |
既存営業 | 少ない | ・ミスの少ない丁寧な対応 ・顧客分析 |
求めらているスキルが異なりますので自分に合う営業手法を模索するといいでしょう。
自社にあった営業手法の選び方
自社にあった営業手法の選び方は2種類あります。
人的、金銭的コストがどれくらいあるか
自社に合った営業手法を選ぶ際には、まず自社の人的リソースと金銭的コストを正確に評価することが重要です。大企業は「The Model」のような高度な業務設計が可能ですが、中小企業はリソースを最大限に活用したシンプルかつ効率的な手法を選ぶべきです。これにより、リソースを無駄にせず、最大の成果を上げることが可能となります。
ターゲットに対して適切なアプローチか
営業手法は、見込み顧客のニーズの明確さに応じて選定することが重要です。最も効率的で効果的なのは、顕在的なニーズや明確なニーズを持つ、受注確度の高い見込み顧客に対する手法から始めることです。ニーズのないターゲットに営業しても、成果を得られないのは当然のことです。現在のターゲット層を見直し、適切なターゲットを見極めましょう。
アウトソーシングも検討しよう
上記の自社にあった営業手法の選び方について記載しましたがとはいっても人的リソースやコストをあまりかけられないなど様々あるでしょう。その場合はアウトソーシングも検討してみてはいががでしょうか。下記にて2つご紹介いたします。
営業代行会社とは
営業代行会社は、企業や個人事業主などが自社の商品やサービスの営業活動を外部の専門家に委託することができる企業です。彼らはクライアントの代わりに営業活動を行い、新規顧客の獲得や既存顧客のフォローアップなどの業務を担当します。営業代行会社を選ぶポイントもいくつかありますので検討している方は探してみるといいでしょう。
Sales and Innovation Japan
我々Sales and Innovation japanでは、営業代行サービスとマーケティング支援サービスを提供しています。今まで支援させていただいた会社様は200以上ありまして、例えばですが、アミューズメント施設向け決済サービスの新規事業立ち上げ支援(営業代行)、エンジニアマッチングサービスのインサイドセールス支援(インサイドセールス)など企業様に合わせて支援させていただいております。
まとめ
営業の種類を紹介させていただきましたが、とはいえ再度になりますが、人的リソースや費用など会社様によっては、課題を感じられている方もいるかと思います。我々では御社に合った費用でさせていただきます。下記の流れで売上拡大をさせていただきますので、一度話を聞いてみたい!と思った方はぜひお話させてください!
・商品やサービスが投入される市場について分析します
・商品やサービスの強みや特徴を徹底的に洗い出し、競合優位性と顧客にとっての価値を明確にします
・マーケティング戦略を策定し、WEBサイトや営業ツールを最適化します
・営業仮説を設定し、実際に営業活動を行います
・仮説の検証と改善を繰り返し行い、営業プロセスを最適化します
弊社関連サービス |
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法人営業代行 営業ターゲットのリストアップから、テレアポ、訪問営業、クロージングに至るまで、新規開拓営業の全てのプロセスを営業代行するサービスです。 |
アミューズメント施設向け決済サービスの新規事業立ち上げ支援や、 大手スキマバイトアプリの営業活動などの実績多数。 現在はtoC向け通信関連サービスや企業のDX導入に従事。